2014年5月 のアーカイブ

ノミとマダニについて

2014年5月14日 水曜日

なんと、26度という最高気温を記録して、最近の気候はなんかおかしいんじゃないかと思う小野寺動物病院院長の小野寺です。こんばんは。

 

今日は前から書く書くと言って書いていなかったノミ・マダニについて書いていこうと思っています。

…という訳で要約です。

・ノミ・マダニは都内(中央区)でも感染する危険性がある。

・感染する危険性は

①茂みに入ったり他の動物と接触する機会がある。

②緑豊かな公園に行く機会がある。

③他の動物とは接触しないが散歩、もしくは外出自由である。

④他の動物と接触もしないし散歩コースに公園はない。

の準で高いと思われます…が、昔のうちの犬は他の犬も嫌いだし散歩も小さな公園にしか行かなかったのにノミをつけていました(笑)

・ノミ・マダニの予防は必ずしも「月に一回」である必要はない。

・僕個人の考えですが、「ついたらついた時に考える」も時には有効である。

…ということです。

以下にノミ・マダニの生態と予防について簡単に述べたいと思います。

 

☆ノミ

・イヌノミは犬と人から吸血しますが、ネコノミは犬・猫・人と節操なく吸血します。蔓延しているのはネコノミです。

・一般の昆虫と同じに卵→幼虫→サナギ→成虫のサイクルを繰り返します。

・好条件では3週間で卵から成虫になります。成虫は一日平均30個の卵を産み、幼虫は成虫の分を食べて成長します。

・ノミの成虫の寿命は長くて3ヶ月ですが、条件が良ければ一生で3000個の卵を産みます。子沢山です。

 

☆マダニ

・一般に耳にする「ダニ」と「マダニ」は全く別の昆虫と考えて下さい.

・顕微鏡でしか見えないダニが「ダニ(mite)」目に見える大きなダニが「マダニ(tick)」と考えていただければ結構です。

・マダニは3宿主性と言って、孵化→血を吸う→地面に落ちて脱皮→血を吸う→地面に落ちて脱皮→血を吸う→地面に落ちて産卵…を行う虫です。

・血を吸って産卵する期間は短いですが一回に3000個ほどの卵を産みます。子沢山過ぎです。

 

お薬についてですがノミ・マダニ薬の重要な効果としてすでに体表にいる虫を殺す「駆虫」と、新たな虫を寄せ付けない「忌避」があります。

このうち、感染の機会が比較的少ない都心の場合、重要になってくるのは「忌避」効果であると僕は考えます。

 

当院で推奨しているのはマダニの忌避効果の高い「フォートレオン」と、皮膚の弱い動物にも使えて忌避期間の長い「プラクティック」です。

逆に、上記寄生虫の「卵にも効果のある薬剤」はあまり取り入れていません。個人的にやり過ぎだと思うからです。

 

外部寄生虫の駆除・予防についてご意見やご質問などございましたら当院までご連絡いただければ幸いです。

また、当院で処方した薬を交換したい場合、ご連絡いただければ返品・交換に応じさせていただきます。

よろしくお願いいたします。

 

小野寺動物病院 小野寺史也