少しずつ暖かくなってきて、活動性が高まってきた院長の小野寺です。こんにちは。
そろそろ4月ということでワンちゃんと暮らしている飼い主様におかれましては狂犬病の時期とお感じになるのではないでしょうか?
毎年のことですのでどうせならトピックスとブログ両方に載せようと、この文を書いています。
ただ単にお伝えしたいことは、
中央区の狂犬病ワクチン接種は3月2日から2016年度分になる
ということです。
以下、細かい点が並びます。
基本的に4月から6月に狂犬病ワクチン接種を行わなければならず、子犬を飼いはじめた飼い主様は生後満90日から120日の間に狂犬病ワクチンの初回接種並びに登録をしなくてはいけません。(詳しくは病院まで電話もしくはメールにてお問い合わせください。生年月日や混合ワクチン接種の履歴から、最適と思われる接種日をお伝えいたします。)
毎年4月には区における集団狂犬病予防接種が実施されます。
もしそちらに行かれる事が困難な場合には当院にて狂犬病ワクチンの接種が可能ですのでご相談いただければと思います。
ただ、当院では代行登録申請(事業者が飼い主様に変わって狂犬病ワクチン接種済みの鑑札を受け取ること。)はお受けしていません。飼い主様のご面倒な手間を省くことにはならない事は理解していますが、僕はそこは「飼い主様の責任で行って欲しい」と考えています。
まあ、飼い主様ご自身でしていただければ初回交付は3000円、継続交付は550円で済むとか色々理由はありますが、一番は「うちの子の大事な申請は自身でやることが一番確実だ」と思って欲しいと思っています。これは、動物のご飯をドッグフードやキャットフードに頼り切りにならないで欲しいという僕の考えと通じているかと思います。
なお、ワクチンには接種後すぐに起こる早発性アレルギーと、4から48時間で起きる遅発性アレルギーとがあります。当院ではワクチン接種をした動物には必ず接種後15分間病院にいてもらいますが、遅発性アレルギーの発症のことを考えて基本的にワクチン接種は午前中が望ましいとお願いしています。
こちらも考慮していただければと思います。
しつこいですがもう一点、僕はワクチン接種時に問診・簡単な健康診断・ワクチン接種歴の聞き取りをしますが、具合が悪くない以上それは診察ではないと考えていますので再診料は頂いていません。「再診がないけれど」とのご質問を多くいただきますのでここに書かせてもらいました。ご了承ください。
「うちの子に狂犬病ワクチン接種は本当に必要なのか」などのご質問にもお答えさせていただきますのでお気軽にご連絡ください。
小野寺動物病院 院長 小野寺史也