今日は暖かいですねー♪(肝臓のお話1)

2014年1月29日

ブログの更新をマメにしようと思っても恥ずかしながら全く出来ていない院長の小野寺です。おはようございます。

 

今日は大分暖かくて表に出てビックリ、平均気温をこまめにチェックして蚊が出てくる時期を予想しなくては、などと考えています。まぁフィラリア予防は、まだもう少し先のお話なのですが…

冬という時期からか心臓の疾患が多いように感じていますが、ここ最近特に多いと感じているのは肝臓の疾患です。ですので肝臓についてちょこちょこ書いていこうと思います。

 

肝臓は代謝、排出、解毒、体液の恒常性(同じ状態を保つこと)の維持、造血(緊急時・胎児期)などにおいて重要な役割を持っており、体内で最も重く大きい臓器です。体の工場などとも呼ばれますね。
胆汁を分泌して消化を助けるのも肝臓の重要な役割の一つです。
胆汁の構成成分はコレステロールと胆汁酸が主体です。ちなみに膵臓からの分泌液と違って消化酵素は含んでいない強アルカリの液で、胃酸を中和します。この胆汁の分泌と消化管への排出がうまくいかないことがとても多いです。

肝臓が何らかの理由で負担を感じている状態が肝不全で、肝障害が軽度のものから重度まで、経過が急性のものから慢性まで、原因となるものが腫瘍であったり脂肪肝であったり胆嚢(肝臓が分泌する消化液の貯留袋)炎であったり胆汁鬱滞であったり様々です。

肝臓の検査は血液・超音波・レントゲンなどで行いますが、重要なのは血液での肝臓酵素の数値が肝臓の状態全てを反映しているわけではないということです。血液検査の異常はあくまで肝臓がきつい状態になっているかどうかの指標です。小さな病変で、肝臓への負荷が小さい時には血液検査では「異常」と出てきません。(これは他の臓器の血液検査においても言えることなのですが…)

詳しい診察内容は個人情報を含むため伏せさせていただきますが、やはり多いのは胆嚢疾患、特に胆泥症といって胆嚢のなかに砂や泥が溜まってしまっている状態です。泥が貯まる危険因子は肥満・年齢・食事・運動不足・犬種・体質など様々です。

 

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小野寺動物病院 院長 小野寺史也