狂犬病予防についてのお話

2014年4月10日

桜をネタに書こうと思っていたら既にソメイヨシノは葉桜の頃。かなりブログの更新をサボってしまっていた院長の小野寺です。こんにちは。

 

4月に入り、狂犬病予防のためのワクチン接種にいらっしゃる飼い主様がだいぶ増えております。

この時に聞かれる質問として

「なぜ日本にない病気の予防が義務付けられているのか」

「どうしても打たないといけないものなのか」

というものが多く感じられます。僕の回答はだいたい決まっていて

「狂犬病がない国は世界で6カ国。日本は先人たちの努力によって清浄化した国です。」

「狂犬病は犬という言葉が入っていますが感染・発症するのはすべての哺乳類で、発症した場合の致死率はほぼ100%です。感染力も強く予防の効果が特に高いウイルスの一つです。」

とお答えします。

 

ただし「必ず打たなければいけないのか」と問われた場合には、現在治療中の疾患があれば自治体に届け出を出すことで狂犬病ワクチン接種を猶予することが可能です。この届出はもちろん当院でなくては発行できないものではなく、獣医師の判断によって猶予すべきか否かが決められますので現在治療中の疾患のある動物と暮らしていらっしゃる飼い主様には1度確認していただけたらと思います。

 

狂犬病は現在でも年間55000人が死亡している非常に危険性の高い感染症です。昨年日本と同じ島国である台湾でも発生が認められたことから日本にとって対岸の火事ではありません。

動物と、飼い主様と、ご近所の方を守るためにぜひ接種していただきたいと思います。

よろしくお願いいたします。

 

次回はノミとダニの駆虫薬について書きたいと思っています。

それでは失礼致します。

 

小野寺動物病院 院長 小野寺史也