ようやく新年初投稿です(笑)

2016年2月19日

2月も後半に差し掛かってきたこの時にようやく新年初投稿です。

筆不精もここまでくると単なる怠慢ですね…申し訳ありません。

 

今回は、季節柄最近増えることは珍しい外耳炎についてのことを書こうと思います。

 

ここ数週で、今まで耳に特に問題のなかったワンちゃんの外耳炎を多く見かけるようになりました。

(もしかして転院外耳炎症例が多いのも原因かもしれませんが)

 

通常、犬の外耳炎の原因で多いマラセチアは高温多湿の環境を好むことから夏場に多く見られるものなのです。

しかし今年はなんだか冬にもかかわらずマラセチア性外耳炎を多く見かけます。

もしかしたら気密性の高いマンションなどで加湿器とエアコンをつけている場合、室内の環境は冬のそれとは違うのかもしれませんね。(今、院内の環境を見てみたら気温20℃、湿度50%でした。自宅は湿度20%、ウイルス大喜びですね…)

もちろん、だからといって気温・湿度ともに低くするとウイルスの感染活性が高まりますし、無理にエアコンや加湿器の使用を控える必要はありません。適温適湿が一番です。

 

もちろん外耳炎の原因はマラセチアだけではなく、細菌、耳ダニ、アレルギー、異物(植物の種子や抜毛)など様々です。以下の症状があった場合には一度耳の中を診察してみることがおすすめです。

・耳を後ろ足で掻いている

・耳を床にこすりつけている

・耳を家具にこすりつけている

・しきりに頭を振っている

・耳の縁に茶色、もしくは黄色い耳垢が付いている

・耳介が赤い

・耳の下に毛玉ができている   などなど

 

●治療について

アレルギーが絡んでいない外耳炎の治療はかなりシンプルなもので、

1.耳垢の除去

2.炎症の沈静化

3.正常化した耳道の維持   が主な手順かと思います。

 

よほどひどい感染を起こしている場合には内服薬を併用する場合もあります、が、かなり稀です。

また、慢性的な炎症のため耳の皮膚が肥厚(分厚くなること)している場合には特殊な内服薬を用いる場合もあります。

 

気になる症状などがありましたらご相談いただければと思います。

 

PS.メールでのご相談も受け付けておりますが、お時間を頂く場合がございます。なるべく早い返信を心がけておりますがご了承いただければと思います。

 

 

小野寺動物病院 獣医師 小野寺史也