経口ノミ・ダニ駆除薬の特徴について。

2019年5月29日

散発的にマダニやノミを見かける時期になってきました。

 

暖かかったり、ぬるかったり、肌寒かったり…

かと思えば北海道で40℃近かったりと妙な天気に翻弄されている小野寺動物病院院長の小野寺史也です。こんばんは。

 

さて皆さん、ノミ・ダニ予防はされていますか?

幾度か書いていますが僕はフィラリア予防は動物の環境に合わせて処方をし、ノミダニ予防は強く勧める方針です。

 

最近、経口薬のフィラリア・ノミ・マダニ駆虫薬を取り扱っているかのご質問を多くいただきます。

簡潔にお答えすると経口ノミ・ダニ駆虫薬を取り扱うつもりはありません。

理由は以下に書きますが、簡単に書きますと動物を吸血させてほしくないからです。

ノミ・ダニ駆虫薬には大別して「経口駆虫薬」と「スポットオン駆虫忌避薬」があります。

近年、経口駆虫薬ではフィラリアに加えノミ・マダニの駆虫も可能な製剤が発売されています。

定期的に内服するだけなので簡便で、フレーバー錠のため嗜好性も高いです。スポットオンの薬剤と違い動物が舐めて起きる事故もほぼありませんし、揮発した石油類によって目がしみたり、肌への刺激もありません。

メリットが多く見られますが、意外と肝心なところが認識されていません。それは

「刺されないと駆除されない」

ということです。

ノミやダニは確かに駆除されるのですがそのためには吸血されないといけません。

 

無断でリンクを張ってしまいますが動画で様子を確認できるサイトを張っておきます。↓

https://www.bayer-pet.jp/pet/products/fortreon.html

 

理想は蚊にもノミにもダニにも刺されないことだと思います。

その点、スポットオン製剤は忌避効果(体に取り付いた虫が吸血せずに逃げ出す、もしくは吸血する前に駆除される)があるため「吸血させない」という目的に合致します。

ただ、スポットオン製剤は皮膚刺激性があるため中には皮膚炎を起こす個体もいます。

そのため当院では肌の刺激性が弱いスポットオン製剤をお勧めしています。

 

よろしければご相談ください。

 

よろしくお願いいたします。

小野寺動物病院 小野寺史也