2018年8月13日
暑い日が続きますね…。体が溶けるような感覚すら感じる、暑いの苦手な小野寺です。
最近、待合室テレビで食餌、フード、ワクチン、フィラリア、ノミ・ダニについての私見を流すようにしました。
その結果かなりの反響をいただきましたので、ウェブ上でも情報の更新をしようと思います。
基本的には以前に書いた「動物の食餌について」の内容と変わりませんが、より具体的にペットフードについて書きたいと思います。
だいぶ長いです。
結論はこちら。
・炭水化物は推奨される食餌に入っていない。
・タンパク質対脂肪の比率は3:1以上である。
・ネコは肉食の特性が強く残っている。
・イヌは狼よりも炭水化物を消化吸収することが出来る。 (炭水化物が消化吸収できることは、蛋白質や脂質を摂取しなくてもいいということでは断じてない。)
・タンパク質や脂質の消化効率は炭水化物を上回らないと予測される。
・イヌへの炭水化物給餌への有用性は不明である。
・総合栄養食は完全栄養食ではない。少なくとも現時点で、同じであると断ずるべきではない。
・グレインフリーは「特定の穀物を使用していない」ことを証明するものであって「炭水化物を使用していない」ことは証明しない。
・グルテンフリーは「特定の穀物由来のタンパク質を使用していない」ことを証明するものであって「穀物由来のタンパク質を使用していない」ことや「炭水化物を使用していない」ことは証明しない。
・個人的にはイメージ商法に近く感じるため、安易に飛びつかないようにしましょう。
・イヌは狼が変化して炭水化物を利用可能になった生き物なので、安易に狼と同列に考えてはいけない。
・新鮮な食肉が身近に流通しているのだから、お肉を利用しましょう!
ということです。
まず、イヌの推奨食餌許容量(小動物の臨床栄養学より)を記載したいと思います。
単位はg/kg/day、体重1Kgごとに1日何グラムが推奨されるか、です。
ただし水分+タンパク質+脂肪の合計が97と100にだいぶ近いのでほぼイコール(≒)%と考えても問題ありません。
代謝可能エネルギー・・1kg当たり65(kcal)
●水分(ml)・・・・・・1kg当たり65(ml)
●タンパク質(g)・・・・1kg当たり24(g)
●脂肪(g)・・・・・・・1kg当たり8(g)未満
カルシウム(mg)・・・1kg当たり100(mg)
リン(mg)・・・・・・1kg当たり75(mg)
ナトリウム(mg)・・・1kg当たり25-50(mg)
カリウム(mg)・・・・・1kg当たり55(mg)
マグネシウム(mg)・・・1kg当たり15(mg)
鉄(mg)・・・・・・・・1kg当たり1.4(mg)
銅(mg)・・・・・・・・1kg当たり0.1(mg)
亜鉛(mg)・・・・・・・1kg当たり1(mg)
ヨウ素(mg)・・・・・・1kg当たり0.015(mg)
色々並んでいますが大切なことはこの二点。
1.炭水化物は推奨される食餌に入っていない。
2.タンパク質対脂肪の比率は3:1以上である。(脂肪が8g未満であるため。例えば4gなら6;1で満たしていることになる。)
まずは動物の食性について考えてみます。
猫は食肉目(ネコ目)ネコ科、犬は食肉目イヌ亜目イヌ科です。
猫はほぼ完全な肉食獣です。数万年前からほぼ変わらぬ形状を保ち、その食性もあまり変わりません。
一方犬は、もともとの食性が「僅かに雑食より」であったのが3万年くらいの人間との共生によりより雑食寄りになりました。
狼に比べて腸も長く、炭水化物の消化酵素量も消化酵素の遺伝子も多いことが分かっています。
3万年前といえば後期旧石器時代。クロマニヨン人(ホモ・サピエンス)が急速に台頭してきた時代です。
人の食性に近づいたことが遺伝子的に分かっています。
「ほら、ご飯だよー(肉)」
犬:「わーい」
から
「ほら、ご飯だよー(米)」
犬:「わーい」(うーん、肉のほうが嬉しいんだけど食うか)
的な感じでしょうか?なんとなく微笑ましいけど「犬:肉喰いてえなぁ…」と聞こえるようです。
なお、猫には炭水化物由来である「甘み」を感じる構造(味蕾)がありません。
更に食性の話。
人のような雑食性はもともとの食物が果物、その種、虫、肉です。硬いものを食べる前提から僕らの臼歯はものをすり潰す「臼状」です。
一方犬や猫にも便宜上臼歯に分類される歯はありますが、その全てが互い違いになった人の「門歯や犬歯」の形状です。
肉食獣の歯は肉の塊から食べられる大きさの肉を引きちぎるものです。
草食獣の歯は草をすり潰し、場合により繰り返しすり潰すための形状です。(そのため牛には門歯が対で生えていません)
雑食はその中間で門歯から犬歯は互い違いですが、臼歯はすり潰す形状です。「何でも食うぞ」的なやる気を感じますね。個人的に。
さて、今現在の犬の歯の形状は肉食獣の特徴を備えたままです。猫も同様です。
体の中の酵素の産生量に変化が及んでいても腸の長さが長くとも、より進化の本質に近い骨格の形状にあまり影響がない以上、犬や猫は「肉を食うこと」に長じた
生き物であると言えます。
歴史が違いますもんね。イヌがイヌたり得た期間が数千万年であるのに対し、人との共生は長くとも3万年と言われています。
フードや米よりも肉を好みます。これは肉をあげてみれば一目瞭然ですね。
例えてみると
猫は「くれるなら少しは炭水化物の消化も出来るよ、味はわかんないけどなんとなく旨く感じるよ。でも肉が良いな。」
犬は「炭水化物は消化も出来るし味も感じるけど、やっぱりタンパク質や脂肪のほうが消化は得意だな。肉うめぇ」
といったところでしょうか。(多分に主観が混じっています)
要は
・ネコは肉食の特性が強く残っている。
・イヌは狼よりも炭水化物を消化吸収することが出来る。
(ただし、炭水化物が消化吸収できることは、蛋白質や脂質を摂取しなくてもいいということでは断じてない。)
・タンパク質や脂質の消化効率は炭水化物を上回らないと予測される。(元来の食性が肉食であり、「炭水化物の多給」により消化吸収が良くなっているのであればそれは「現在食性が変化している最中」だと思われるため)
さてここからはペットフード、特にドライフードについてのお話です。
動物用フード最大手のホームページには
「適切に処理された炭水化物は動物にとって有効な栄養素である」とされています。
現状、炭水化物がどれほど犬猫に不要(もしくは必要)なのかは分からないため、この説に根拠のなしありは言えません。
もしかしたら非常に高効率な可能性もあるからです
しかし元が肉食である以上、少なくとも炭水化物の含有量はタンパク質と脂質の合計を上回ってはいけないと思います。なぜなら
「食肉目」であり、「食肉目の身体的特徴を現存している」からであり、「米よりも肉を好む」上に「現在が過渡期と思われる」からです。
日本で販売されるドライフード、いろいろありますよね~。スーパーでズラって並んでいます。
特に最近驚くのは、各犬種に合わせた配合プレミアムフードです。
「犬」の至適栄養成分が分からない現状で、犬種毎の配分が算出される理屈がわかりません。
答えが「不明」の疑問なんて解きようがなと思うんですがね…。
ペットフードについて思うことを正直に書きます。
僕はこの、「どんな栄養バランスの食餌が寿命を最長化しうるのか」という疑問が「答えが不明の疑問」であることが一番の問題なんだと思います。
最後の一文に「まぁ断言できないけど」ってなる出来事は、結局一人一人の気分と感覚の問題、すなわち「何を信じたいか」で決まってしまうと思います。
だから印象操作が、例えばキャッチーなテレビコマーシャル、目を引く広告、並ぶ勘違いしてしまいそうな文言、が動物の食餌内容を決めさせ、
結果として動物の寿命を決めている現状がイラつくんですね。
人にとっての過不足ない食餌を「完全栄養食」「完全食」といいます。これは20世紀初期に日本の医師二木謙三さんが使用したりもので、人にとっての玄米を主に指し、
生きたものを摂取すべしというものです。現代においては、厚労省「日本人の食事摂取基準」に定める必須栄養素を過不足なく補える食品が、もっとも完全食の定義に近いといえます。
完全食は単一の何かを指すものではなく、「必須栄養素を過不足なくおぎなえるもの」と言えます。
さて、ペットフードの多くは「総合栄養食」を称しています。この称号は「犬又は猫に毎日の主要な食事として給与することを目的とし、当該ペットフードと水だけで、
指定された成長段階における健康を維持できるような、栄養素的にバランスのとれた製品」をいいます(一般社団法人ペットフード協会HPより)。
「ペットフード公正取引協議会」がAAFCOに準拠して定めた栄養基準を、分析試験もしくは給与試験によってクリアしたものです。
…とのこと。
でも動物完全食とか動物完全栄養食とは名乗らないんですね。
個人的には「完全栄養食」と「総合栄養食」は紛らわしいので変えてほしく思います。
だって人間が「理想的な食餌」を確実に決定するなんて、おこがましいですもんね。
ペットフードの話に戻りますね。
ペットフードの配合をご存知でしょうか?
お手元のフードにはこう書いてあるでしょう。
粗蛋白~%以上、粗脂肪~%以上、粗灰分~%、、粗繊維~%、水分~%。
気づきましたか?「炭水化物」入っていないんです。
法律で内容成分全ての表示義務が発生した今でも「炭水化物だけ」表示義務がないんです。
どうしても表示したくないのかな?って思っちゃいますよね。個人的には。
日本食品分析センターによれば、
粗炭水化物=粗タンパク質-粗脂肪-粗繊維-粗灰分-水分
とのこと。引き算で出るんです。
つまり、フードの裏に書いてある%を合計して100から引けば炭水化物の最大配合率が出るんです。
ちょっと話がずれて、昨今話題のグレインフリー、グルテンフリーのフードについて。
グレインフリーとは「穀物不使用」であること、グルテンフリーとは「穀物由来のタンパク質不使用」のことです。
「肉食獣の食餌で穀物が入っていないなら、残りは肉が主体なんだろうな」
「穀物由来のタンパク質が入っていない食餌なら、残りは肉が主体なんだろうな」
そう思った人は、見事に勘違いしているの気をつけて下さい。
とあるグレインフリーで、動物性タンパク質の由来率が53%のフードがあったとします。
「お、半分以上が動物由来なんだ」と思った人はやはり勘違いしやすいと言えるでしょう。
「53%が動物由来」なのでなく「47%が植物由来」なのです。
ちなみにタンパク質の割合は28%です。(53%に騙されないようにしましょうね!)
そしてこのフードは粗タンパク質-粗脂肪-粗繊維-粗灰分-水分の合計が58.5%%なので最大で41.5%が炭水化物なのです。
とあるグルテンフリーのフードがあります。
粗タンパク質-粗脂肪-粗繊維-粗灰分-水分の合計が46%、よって最大炭水化物含有量は54%にも登ります。
グレインフリーもグルテンフリーも、
「これを使ってないとは言ってるけど、炭水化物が入っていないなんて言ってない」という商品であるようです。
個人的にはグレインフリーやグルテンフリーは「アレルギー体質の動物」や「アレルギーの可能性のある症状がある動物」に使用を考えるもので
あって、「体にいいものを食べさせたい」という希望に合致するものではないと思います。
僕の中の位置づけは除去食に近いですね。
明確な除去食でないので病院で処方するものよりは全然信用していませんが。
「イヌは肉食だから穀物をあげるべきではない。だからグレイン(穀物)フリー(不使用)が体にいいんだ!」という仮定のもと「グレインフリーペットフードを与えましょう」と
語っておいて、グレインでないものから採取した炭水化物が入っているのであれば筋が通らないと思います。
イメージ戦略の匂いを感じます。しかもプンプンと。
アレルギーの原因物質ランキングは
1位:牛肉
2位:乳製品
3位:鶏肉
4位:小麦
5位:鶏卵
6位:とうもろこし
とのこと。
…あれ?穀物1/3じゃない?まぁほぼ同率6位に大豆が入っているんでこれも一種の印象操作ですが(笑)。トップスリーは肉関係なんですね。
じゃあお肉を減らすべき…ではありません。アレルギーの原因物質については、アレルギーを疑う症状が出てから考えましょう。
要約
・イヌへの炭水化物給餌への有用性は不明である。
・総合栄養食は完全栄養食ではない。少なくとも現時点で、同じであると断ずるべきではない。
・グレインフリーは「特定の穀物を使用していない」ことを証明するものであって「炭水化物を使用していない」ことは証明しない。
・グルテンフリーは「特定の穀物由来のタンパク質を使用していない」ことを証明するものであって「穀物由来のタンパク質を使用していない」ことや「炭水化物を使用していない」ことは証明しない。
・個人的にはイメージ商法に近く感じるため、安易に飛びつかないようにしましょう。
ちょっと話が飛んでBARFという考え。
これはBone And Rare Food、すなわち骨付き生肉だけの給餌が推奨されるという考えのこと。
たしかに野生の犬や猫の食事は動物なので、「食べるのは骨付き生肉」ですよね。
でも日本で入手できる肉は正肉という筋肉と脂肪部分だけ。
草食獣の体はそれだけでは出来ていませんよね。肝臓、腎臓、腹腔内脂肪、そして腸の内容物でできています。
だからBARFは「足りないもの」があることになります。
慣れていない骨の給餌も僕はおすすめしません。しばしば、骨の誤食で問題が置きて治療が必要になる場合があるからです。
最も多いのが骨の食道内停滞ですね。食道の途中で骨が引っかかって胃まで行かず苦しむ疾患です。内視鏡の出番ですね。
自然な骨を与えたい場合、僕はリスクを考慮して「熱処理された骨粉」を勧めます。比較的安価ですし強い熱処理がされているので安全ですので。まぁ卵の殻でも良いんですがね。
「狼が食べているものが犬にベストなのか」を考えると「ベストっぽいけど、同条件で比べたことがないから分からない」が結論だと思います。
分からないことは分からないのです。
そして「適切に処理された炭水化物は動物にとって有効な栄養素である」としても、これが犬猫の寿命の延長につながるかもわからないのです。
やはり、分からないことは分からないのです。先程書いたことですね。
でも「分からない」が結論になるとしても「じゃあ何でも良い」にはなりません。家族の一員である動物には長生きしてもらいたいと思うからです。
近年、犬や猫の寿命は延長傾向にあります。特に30年ほど前との比較は差が大きく、その伸び率は倍程度になるほどです。
同時期、ペットフードの普及率も激増し、20%程度が近年では90%以上とのこと。
また、現在の犬の平均寿命は
「5kg未満の犬の平均余命は13.8歳で、5~10kgの犬では14,2歳、10~20kgの犬は13.6歳、20~40kgの犬は12.5歳、40kg以上の犬が10.6歳、
全体的な平均余命は13.7歳となったそうだ(0~1歳時基点)。」とのこと。
犬(おそらく猫も)の平均寿命が伸びた背景にはいくつかあるかと思いますが、代表的なものをあげると
・食事内容の変化(ご飯主体からペットフードへ)
・飼育様式の変化(外飼いから屋内飼いへ)
・好まれる犬種の変化(小型~中型から超小型~小型へ)
・動物医療知識の普及による、感染症発生率の低下(幼齢期のワクチンとフィラリア予防など)
などでしょうか。
それはそうと、ペットフードの普及と犬の寿命の延長が相関関係にあったので、ここを考えてみましょう。
ペットフードとそれまでの食餌の違いは「栄養バランスの概念の有無」だと思います。
「犬の栄養要求に答えた食餌に変更したところ寿命の延長があった」ことが重要だと思います。
それが、ペットフードでなくとも高タンパクなものを食べれば同様の効果があったと僕は思います。
しかし、これだけ急速に普及した理由の一つが「入手しやすい価格だった」からであることも忘れてはいけません。
なお、肉を主体とした食餌にした場合、犬の推奨食餌許容量のカリウムの項目を大きく逸脱します。
動物の体内の血液には塩分が、細胞内にはカリウムが多く、血抜きをしてあるお肉では血液が含まれないからです。
骨が入っていないとカルシウムも不足しやすくなります。
要約
・イヌは狼が変化して炭水化物を利用可能になった生き物なので、安易に狼と同列に考えてはいけない。
ダラダラと書いてきましたが要約してみます。
・
・炭水化物は推奨される食餌に入っていない。
・タンパク質対脂肪の比率は3:1以上である。
・ネコは肉食の特性が強く残っている。
・イヌは狼よりも炭水化物を消化吸収することが出来る。
(炭水化物が消化吸収できることは、蛋白質や脂質を摂取しなくてもいいということでは断じてない。)
・タンパク質や脂質の消化効率は炭水化物を上回らないと予測される。
・イヌへの炭水化物給餌への有用性は不明である。
・総合栄養食は完全栄養食ではない。少なくとも現時点で、同じであると断ずるべきではない。
・グレインフリーは「特定の穀物を使用していない」ことを証明するものであって「炭水化物を使用していない」ことは証明しない。
・グルテンフリーは「特定の穀物由来のタンパク質を使用していない」ことを証明するものであって「穀物由来のタンパク質を使用していない」ことや「炭水化物を使用していない」ことは証明しない。
・個人的にはイメージ商法に近く感じるため、安易に飛びつかないようにしましょう。
・イヌは狼が変化して炭水化物を利用可能になった生き物なので、安易に狼と同列に考えてはいけない。
よって。
・現時点で、犬や猫への至適栄養バランスは不明瞭である。
・猫は肉食獣、犬は雑食よりの肉食獣だが、炭水化物の真の有用性は分かっていない。
・犬や猫は肉食獣なので肉だけを食べるべきだという考えは、直感的に理解・肯定できるが「本当のところは分からない」。
・食性(肉食獣であること)から、タンパク質及び脂質の割合は炭水化物の割合を超えるべきではないと「想像される」。
・一般ペットフードは炭水化物含有割合がタンパク質及び脂質の割合の合計を大きく超えるものが多い。
・動物の血液、腸の内容物は現在の日本では入手が難しい。
・よって、一般ペットフードと食肉の併用が金額・手間の両面から現実的だと思われる。
・おまけ:総合栄養食、グレインフリー、グルテンフリーはいずれも「体にいい食餌である」ことを担保しない。
・おまけ2:肉食獣の食性を考慮していると思われるフードとして、個人的にORIJIN、ACANAを推奨する。
フードではなくフリーズドライだがAAFCO基準を満たし、原料の90%が肉のK9も推奨できる。
ただしフードである以上細胞は崩れた状態なので、細胞を保った食肉との比較は一概に言えないと思われる。
うーん、やはり至適栄養素が分からない以上、すべてが食事を与える側の気持ちや感覚で左右されるのでしょうね。
当院ではドライフード単独ではなく、ドライフード重量以上のお肉を与えることを推奨しています。
炭水化物過多のドライフードにタンパク質を主体としたものを加えてほしいからです。
まぁ本当に言いたいことは
・寿命を決定する食餌内容を決めるのは飼い主の方なので、長生きさせたいと願うならば日頃の食餌内容に気を配るほうが「どこの動物病院にかかるのか」なんて問題なんかよりもよほど重要なことですよ。
ってことですね。
ぜひしっかり考えていただき、よろしければ来院されて話を聞いて下さい。
食餌・ワクチン・予防に関するスライドと冊子をご用意しています。
小野寺動物病院 小野寺史也