狂犬病予防接種・ノミダニ予防・フィラリア症予防について

2021年3月18日

もうすぐ緊急事態宣言が解除されるようですね。

ですが新型コロナウイルス感染症の現状はほぼ変化していません。

こまめな手指消毒を行う、手指消毒していない状態で目鼻口を触らない、メガネを掛ける、などは感染予防に有効です。

宣言が解除された後も継続していきたいものですね。

小野寺動物病院院長の小野寺史也です。こんにちは。

 

今月3日から2021年度の狂犬病予防注射の接種が可能になりました。

今年もワンちゃんの飼主様にハガキをお送りする予定でいます。

ネコちゃんには狂犬病予防接種は関係ありませんので、ネコちゃんの飼主様には秋ごろに健康診断・ワクチン接種時期確認のハガキをお送りするつもりでいます。

今年は新型コロナウイルス感染症のことがありますので予防については無理のない範囲で行っていただければと思います。

「無理のない範囲」というのは混雑を避け、来院せずに済むことは来院せずにすませましょう、という意味です。

 

ワンちゃんの飼い主様へのハガキの内容は

①狂犬病ワクチンの接種を3から6月にお願いする旨、ただし難しければ無理のない範囲で日付を変更する旨。

②中央区の集合注射が4月7から10日に行われる旨。

③外出するワンちゃんで、必要があると思われる場合には5月からフィラリア駆虫薬の内服を開始する旨。

④外出するワンちゃんに5月からノミ・ダニ予防を開始する旨。内服タイプのノミ・ダニ予防薬は勧めない旨。

⑤前回の混合ワクチン接種年が不明の場合には病院におたずねいただきたい旨。

です。

 

フィラリア症予防の薬の内服は事前の血液検査が必須です。

僕は都市部に済む犬のフィラリア症予防にあまり積極的ではありません。

なので、検査せずに内服を開始するくらいなら飲まずに過ごしていただき、来院時にでも検査することをおすすめします。

 

ノミ・ダニの予防薬は郵送対応も可能ですので必要な方はご連絡ください。

当院で処方する場合には予防を行う日付を記入したプリントをお渡ししています。

また、万が一当院処方のノミ・ダニ予防薬によると思われる体調不良があった場合には治療を優遇し、不要な予防薬の返金を行います。

通販でも購入できる時代ですが、病院での処方をおすすめします。

 

<補足>

①狂犬病ワクチンの接種は現行法でもっとも重要な「義務」にあたります。延期する事由がない場合、可能であれば6月までの接種が必要です。

ただし治療中の疾病がある、以前のワクチン接種で有害事象が認められた、十分な老齢である、などの事由がある場合にはワクチン接種を猶予できる場合があります。

詳しくは当院までお尋ねください。

また、当院では狂犬病ワクチン接種済鑑札札の申請代行は行っていません。ワクチン接種後、各地域の保健所に申請頂く必要がありますので予めご了承下さい。

 

③基本的に僕は中央区でフィラリア症にかかること、特に重症化することがあるとは考えていません。フィラリアがいるワンちゃんでも、しっかりと駆虫されていれば感染源にはなりませんが全てのワンちゃんがされているとは限りません。そこで当院では

・散歩に出ない、出ても近所だけのワンちゃん→予防の必要はとても低い。

・人気のコースを散歩するワンちゃん→予防の必要はまあまあ。

・ドッグランに行ったり東京都外に出かけるワンちゃん→予防の必要は高め。

…として、飼主様と相談して処方するかを決めるようにしています。

 

④ノミやダニは、散歩に出るワンちゃんは感染する可能性があり、感染してから気づかれるまで時間がかかってしまう場合があるため予防をお願いしています。もちろん出かけない場合には必要ありません。当院では皮膚への刺激性が比較的低いスポットオンタイプの外用薬をおすすめしています。ただし内服したほうがメリットが多い場合のために内服薬も用意してありますのでご相談下さい。(当院ではネクスガードは取り扱っていません。理由としては前述しましたように全部のワンちゃんにフィラリア駆虫の必要があるとは考えておらず、また内服型の駆虫薬は虫に吸血されないと効果がないからです。)

 

⑤当院では世界小動物獣医師会(WSAVA)の提言にそって、成犬成猫の混合ワクチンは3年以上接種間隔をあけるように提案しています。

今年接種すべきかどうかをご質問いただければお答えできますのでお気軽におたずねください。

また、ホテルやサロン、ドッグランを利用するにあたって1年以内の接種の必要がある場合には接種することも可能ですので、こちらについても必要であればご相談下さい。

 

これら予防医療について僕は「必要最小な物を、必要最低限使って予防すべき」と考えています。

何が最小に当たり、どれぐらいが最低限になるかは生活の仕方によって異なりますのでご相談下さい。

予防医療はワクチンやフィラリア・ノミ・ダニ予防が全てではありません。病気になりにくい体、なっても治りやすい体を作ることが大切です。

体は100%摂取したもので作られます。食餌や生活環境が大切ですのでよければご相談ください。

 

最近電話でのお問い合わせに応じられないことが多く、申し訳ないと思っています。メールでも返信いたしますので可能であればよろしくお願いいたします。

 

小野寺動物病院 小野寺史也